雑司ヶ谷音羽絵図
1-26
護国寺と目白不動と
鬼子母神で賑わう
収図範囲は、文京区南部の大塚、関口、豊島区南部の高田・雑司ヶ谷・南池袋一帯。江戸川橋を渡り南北を貫く音羽の通りを行くと護国寺に到る。5代将軍綱吉の生母・桂昌院の発願により建立され、神田橋にあった筑波山護持院を並置。江戸川橋から西へ行くと目白不動がある。江戸五不動の一つ。神田上水沿いの黒田豊前守は上総久留里藩黒田家の下屋敷。椿の名所で現在は椿山荘となっている。駒塚橋際の水神別当の水番屋に松尾芭蕉が住んでいた。隣りの水神社は神田上水関口堰の守り神。雑司ヶ谷の鬼子母神は、子育て・子授け祈願でおおいに繁盛した。
現代地図
図番号:1-26
原本サイズ : 513×565mm
原本刊行年:安政四年(1857)
この商品についてお問合せ