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本所絵図
1-18

武家地と寺と町地が
混在する本所

収図範囲は、墨田区南部一帯。両国橋を渡ると回向院がある。明暦の大火の無縁仏を葬った。山東京伝や鼠小僧の墓もある。東の松坂町二丁目に、吉良上野介が大石内蔵助らに討たれた屋敷があった。近くに直心影流の剣客・男谷精一郎の屋敷が見える。勝海舟は父の実家のここで生まれた(勝は、入江町の岡野孫一郎の邸に父と住んでいた)。北側の御竹蔵は幕府の材木置き場。現在は国技館・江戸東京博物館に。墨田川を渡るには北の吾妻橋(大川橋)もあるが、御厩河岸之渡が人気があった。客の乗りすぎでたびたび転覆し「三途の渡し」の異名も。

現代地図

図番号:1-18
原本サイズ : 865×603mm
原本刊行年:文久三年(1863)

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